スクラップ置き場

社会の底辺に生きているニンゲ…ゲフンゴフン、ぬこが書いている文章です。

思想、考察

思いは人との間に生まれてくる(ストレスと対話の重要性のお話)

最近、私はあまり意気込んで「人と会って」いない。 いや仕事場では沢山の人と会っているし、週末には友人と会っている。しかし、全く見ず知らずの人と話し込むという事がない。新しい出会いに乏しいという事だ。まあ、見ず知らずの人と話し込むという事は特…

ChatGPTと紡ぐ対話篇

ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン) (岩波文庫 青601-1) [ プラトン ]価格: 572 円楽天で詳細を見る 10000字を超える長文なので、お暇な人だけお読み下さい。 ChatGPTとのやり取りです。青文字が私、赤文字がChatGPT かつてソクラテスは対話によ…

ソクラテスはそんな事を言っていない

お題「披露する機会がないけど語りたい薀蓄(うんちく)教えてください。」 普段、日常会話で哲学の話をする事はあまりない。 大学に勤めているとかで特殊な環境にない限り、殆どの市井の人はそうだろう。 だから「披露する機会がない」 けれども、これは一…

姥捨て山 老人の介護問題について考える

姥捨て山という民話をご存じだろうか。 又、楢山節考という知る人ぞ知る小説もある。 楢山節考 (新潮文庫 ふー5-1 新潮文庫) [ 深沢 七郎 ]価格: 572 円楽天で詳細を見る いずれも棄老伝説を題材に取った物語である。 棄老とは、老人を捨てて人口を減らす…

老人支配 シルバーデモクラシー

思想家の内田樹氏がツイッターでこんな事を述べていた。 『現代日本社会は「老人支配(gerontocracy)」だから老人を安楽死させた方がよいという論について考えてみました。現代日本社会が「老人支配」だってほんとでしょうか。たしかに「権力を持った老人たち…

貧困の原因は何か ChatGPTに聞いてみた

「貧困」 私のブログのテーマでもあり、最終的に完全に解決出来ないまでも貧困問題を緩和出来るようなコンテンツを作りたいと思っている。 私なりに様々な文献を調べ、自分の経験と併せて今まで文章を書いてきた。 例えば、この記事は食生活を改善する事で健…

代わり映えしない日常と過度の「健康」意識に潜む危険性

「終わりのない日常を生きろ」かつて誰かがそんな事を言った。 最近、私の毎日はあまり変化のない代わり映えのしないものとなっている。 近所を散歩したり、職場に行ったりで毎日が終わる。 節約しているので遠出をせず、買い物はネットショッピングを利用し…

頭でっかち

後期フーコー 権力から主体へ [ 廣瀬浩司 ]価格: 2640 円楽天で詳細を見る 時間が比較的ある時に、興味があったのでこの本を購入した。今はやや古びて過去の物となってきているがフランス現代思想の哲学書である。(と言っても、フーコーは1984年まで存…

宗教の理解に苦しむ所

世の中には様々な宗教があるが、私は以前から腑に落ちない事がある。 例えば、浄土宗や浄土真宗は、南無阿弥陀仏を唱える。これにより、死後に浄土(西洋で言う天国)に行けると言われる。(正確には仏教は輪廻からの解脱を目指すものであるが) 他の宗派もこれ…

情報の海

この世には膨大な情報がある。 人間はその全てにアクセス出来ない。 人間が目を通せる情報はその中のほんの一部に過ぎない。 では、そんな情報の謂わば洪水の中で、どうすれば溺れずに生きていく事が出来るのだろうか。大昔、大洪水が人類を滅ぼしたという伝…

言霊 予言の自己成就

私は言霊というものを信じていない。 言霊に似た概念に「引き寄せの法則」というものがある。 ネガティブな言葉を使うと、良くない事を引き寄せ、ポジティブな言葉を使うと良い出来事を引き寄せるというものだが(色々バリエーションはあるのだろうが、興味…

孤独は街にある

「孤独は街にある」 これは歌人・劇作家の寺山修司の言葉だ。 普通に考えたら孤独は街にあるのではなく、独りぼっちのどこか街外れにあると考えそうなものだが、寺山修司の意図する所は別にある。 周囲に人が多くても、孤独感を感じる人がいるという。 孤独…

分かりやすさの大切さと弊害

昨日、文章を書いてある人に見せたら、込み入っていてなじみの無い言葉が出てきて分かりにくいと言われた。普段、そんなに考えて生きていないとも言われた。 私なりに、そんなに難しい表現をしたとは思わなかったのだが、そういう感想を貰ったという事は私の…

常々感じている疑問 世界はシンプルか

良く世界はシンプルだという人がいる。 しかし、本当にそうだろうか。 私は昔から良く分からない。 あなたは世界はシンプルだと思っているだろうか。 もし、そうなら質問をしたい。 あなたは自分や周囲の人間が単純だと思っていますか? きっと殆どの人間が…

悪口と批判 共感と常識

ツイッターである人物が、悪口は良くないという事と批判は良くないという事を同列に語っていた。また、その人物は正しさを振りかざす事を批判しつつ、他人に「常識」を求めるような人間より、共感を(恐らくこれは、そんなの常識だろとか言わずに相手の考え…

再現性のあるやり方では稼げない

良く情報商材系のアカウントが「このやり方は、誰でも出来て再現性がありますよ」等と言っていないだろうか。 ブロガー界隈にはこういうアカウントが星の数程いる。 しかし、そういう方法では殆ど稼ぐ事は出来ない。 理由を理路整然と説明する事が出来る。ま…

流れに乗るという意識

私は今、運送会社に勤め物流の仕事をしている。 物流の仕事に限らず、世の中には流れというものがある。 人によっては、それを「空気」とも呼ぶかも知れない。 以前、東京大学の西成教授の著作について少し紹介したが、渋滞学というものがある。これは西成教…

それってあなたの感想ですよね?というネットミーム

ひろゆきこと西村博之氏の発言として有名な「それってあなたの感想ですよね?」というフレーズがある。 最近、西村氏に対する反感からか感想で何が悪いという反論をする人を良く見る。 西村氏の言っている事は妥当だろうという場合も、明らかに間違っている…

裏切られない為には

あなたは人に裏切られた事はあるだろうか? そもそも裏切りとは何だろう。辞書で調べてみた。裏切りとは約束や同盟関係、契約を反故にする事、又は、期待通りにいかない事象について用いられる語だと言う。 確かに、約束や同盟、契約を捨てるのは良くない事…

やることを増やさない

やるべき事は増やさず、やりたい事を増やした方が幸せになれる気がする。 これは私の持論で特に科学的データによる裏付け等はないが、良ければ参考にして欲しい。 やりたい事のない人生は空しい。 何か人生には目的が必要だ。崇高なものでなくても、それなり…

書く事がないのに、無理に記事を書くと起こる弊害に対する懸念

最近、書きたい事や、書ける事がなくなってきた。書きたい記事が下書きにそれなりにあるのだが、下調べがあまり良く出来ていないので書き上がっていない。 ブロガーはそれなりに多いが、ブログで食べていける人は少ない。それは、独自かつ有益な記事を書ける…

人を好きになるのは難しい

人を好きになるのは難しい。 これは恋愛の話ではない。 人を愛するという事について考えてみる。 あなたに親切な人なら、あなたはその人を大切にしようと思うだろう。あなたに特別親切ではないけれども、特に危害を加えてくる訳ではない人に対しては、親切に…

完璧を目指すと何も出来なくなる

悪い完璧主義というものがある。 完璧でなければ許されないと考え、何も着手しないような態度だ。酷いのになると、自分では何もしないのに、他人のあら探しを始める。批評家になるのは難しく、ただ人の欠点をあげつらうばかりでは誰からも尊敬はされない。 …

底辺が提供出来るもの

底辺。 基本的には誉め言葉としては使われない言葉だ。算数で図形の面積を計算する時に使ったりする他は、社会階級が低い事を表す。 現代日本では身分というものは無い事になっているが、人格を評価したり、業績を評価したがる人間は後を立たない。時にはそ…

人の数だけの物語

真実はない。事実はない解釈だけがある。最近、このようなことが言われるようになった。こういう考え方はどうやらニーチェ以降に盛んになったようである。これに対立する考え方は、真実がある、あるいは人の解釈を超えた客観的な事実があるというものだ。し…

可謬主義とは

可謬主義とは、哲学的な考え方の一つである。創始したのは、プラグマティズムのパースやデューイであるとされる。後には科学哲学のポパーやその弟子や、影響を受けた学者が唱えた。 この可謬主義を、短く言い表すと「知識についてのあらゆる主張は原理的には…

最大の娯楽とは何か

「私は何の為に生まれたのだろう?」 「どうしてこの世界はこのように存在するのだろう。」 そういう哲学的な問いについて考えた事はあるだろうか。 興味関心からそういう事を考える人もいるし、とても辛い経験を通してそう問い掛けずにはいられないような人…

リテラシー

リテラシーという言葉をご存じだろうか。 リテラシーは読解記述力を意味する言葉である。 古典的には単に識字率を意味して使われていたが、最近では「情報リテラシー」とか「科学リテラシー」とかある分野の真相をきちんと理解する力という意味で使われてい…

異世界転生小説における追放ものに関しての考察

一昔前に、異世界転生小説というものが流行っていた。 最近は、廃れているが、今でもそれらしき小説は書かれている。 初期の頃は、本当にこの世界からの脱出や、逃避をテーマにしたような小説が書かれていたように思うが、最近はそのテンプレを利用したマウ…

情報商材

情報商材を売って儲けようとする人は後を立たない。 しかし、情報商材の価値について論じられる事はあまりない。いや、もう語り尽くされたというべきだろうか。つまり、ネット上で情報商材を売っている奴は怪しいし、詐欺師だというイメージが形成されたとい…