情報商材を売って儲けようとする人は後を立たない。
しかし、情報商材の価値について論じられる事はあまりない。いや、もう語り尽くされたというべきだろうか。つまり、ネット上で情報商材を売っている奴は怪しいし、詐欺師だというイメージが形成されたという事である。
そもそも多くの人が誤解しているが、情報商材の原価率は低くない。
これは作家や絵描きや音楽家にも共通する誤解だが、こういう人達は、紙とペンさえあれば、無から無限に価値あるものを産み出せる訳ではない。
技術を身に付けるのに何年もかかるし、技術は陳腐化する。
こうした業種の人は、芸術家とか言われるが、実は製造業に近いと私は考えている。製品を無料でくれ、という人はあまりいないだろうが、アイデアとか情報だと無料で貰えると思っている人が大勢いる。
ちょっと絵を描いてよ。
ちょっとアイデアを頂戴よ。
ちょっと演奏してよ。
ちょっと分からない事を教えてよ。
という訳だが、本来こういう事には対価が発生する。無料でやってくれる人は奇特な人か、親切心(あなたとの関係によ)か、あるいは何か裏があるのかも知れない。
何が言いたいかというと、1億円儲かる方法とかが、1万円で売っている訳がないという事だ。この事は後で慈善に関しての文章で書こうと思うが、そんな簡単に儲かる方法があれば、既に本人がやっているし、新規参入の競争相手を増やしても意味がない。
例えば、お金配りをしている人も、ただお金を配りたいというよりも、自分の宣伝やあなたの個人情報を狙っているのかも知れない。
もし、私が儲け話を見つけたら、誰にも教えないで、先ず自分が稼ぐ。その後、誰かに教えるかも知れないが、その時にはもう、その手法は古くなっていてあまり役に立たない筈だ。
例えば、世の中にネジが不足しているとする。私がネジを大量に作って大儲けするとする。その後に、私がネジの作り方を教えても、もう供給された後だから需要は縮小している。
こうしてほとんどの儲け話には再現性が乏しいか、全然ないのだ。
もし、本当に儲けたいなら、需要を探らなければいけない。誰かが荒らした場所ではなく、まだ手付かずの鉱脈を自分の手で見つけなければいけないのだ。
この文章には広告はつけない。(現在はグーグルアドセンスが表示されています)
私自身、こういう中身のない記事で儲けたくはないからだ。
例えば、誰かがあなたに月10万円儲ける方法を教えるよと言い、あなたは10万円を支払うとする。そして、その誰かが「ほら、私と同じようにすれば」月10万稼げるよと言ったとする。これはかなり危ないネズミ講に近いやり方だし、中身がないと分かれば、皆、情報商材を買わなくなる「蟲毒」みたいなもので、閉ざされた空間で金を奪い合い互いに食い合っているに過ぎないのだ。
私は私のブログを読んだ人に価値を感じて貰いたい。尤も、私の文章は雑多な役に立たない情報寄りのものである。
ゴミブログだ。
しかし、底辺なりに矜持はあるつもりだ。
ゴミの中に役立つものがあれば嬉しいではないか。価値ある情報と言って、中身がゴミだったら詐欺だが、ゴミブログだと言って、価値があれば嬉しいだろう。