スクラップ置き場

社会の底辺に生きているニンゲ…ゲフンゴフン、ぬこが書いている文章です。

周囲を元気にする人と、周囲に不快感を与える人

つい最近、こんなツイートを見ました。

「本当に仕事ができる人と言うのは、個人技が優れている人ではなく、いるだけで周囲を元気づける人なのだ。というのも、個人技が優れていても、せいぜいが+1程度の事だが、大勢の人を元気づける人は周囲の人の数だけ全体の能力が上がるからだ。それに周りを不快にする人というのがいて、そういう人はたとえ自分の能力が優れていても総合的には組織にとってマイナスになる」

正確にはもっと難しい表現を使っていたし、言い回しも微妙に違いますが大意としてはこういう事を述べていました。

 

私はこれに完全に同意します。「ダイの大冒険」という漫画にポップというキャラクターが出てきます。彼は最初は大して強くないのですが、物語の進行に合わせてぐんぐん成長し、最後には主人公に肩を並べる程になります。ある意味ではこの物語の陰の、本当の主人公はポップだと言われる程です。

ポップは魔法使いなのですが、J・RPGにもこういうキャラクターは出てきます。敵の幹部がポップの事をムードメーカーと評するシーンがあるのですが、ポップはいるだけで全体の能力を底上げするバフが掛かる系統のキャラクターなのではないでしょうか。

バフとはゲームにおいて、自分の攻撃力や防御力、体力や回復力、移動速度等が上昇し、有利な状態が発生することです。 その反対にデバフとは、相手に不利な状態を発生させ、相手の能力を低下させることですね。

周囲に不快感を与える人は仲間にデバフを掛けてしまっている訳です。良く企業の採用担当の人が、幾ら能力が優れていても、暴言や陰口、暴力、自己中心的な性格の悪い人は切ると言っている事がありますが、それは彼らが組織全体の能力を低下させるからかも知れません。

 

では、いるだけで周囲の能力を高める様な優れた人間になる為にはどうしたら良いのでしょうか?chatGPTに聞いてみました。

周囲の能力を向上させる存在になるためには、以下の方法を考えてみることが役立つでしょう:

学び続けること: 常に新しい知識とスキルを習得し、自己成長を促進しましょう。自分が成長することで、他の人たちにも影響を与えます。

サポートと助け: 周囲の人々のニーズを理解し、サポートや協力を提供しましょう。彼らが成功するのを助けることは、共感力と協力精神を示すことにつながります。

コミュニケーション力を向上させる: 良いコミュニケーションは、他の人々との協力を助ける重要な要素です。聞く能力、説明する能力、共感する能力を向上させることが大切です。

リーダーシップの発展: 他の人たちにリーダーシップを発揮し、目標を達成する方法を示すことが重要です。リーダーシップは、周囲の人々を鼓舞し、彼らを向上させる力を持っています。

積極性: 創造的で建設的なアプローチを取り、問題解決に貢献できる姿勢を持ちましょう。ポジティブなエネルギーと意欲をもって周囲の人たちに感染させることができます。

謙虚さと謙譲さ: 自己中心的でなく、他の人々を尊重し、彼らの意見やアイデアを評価することが重要です。謙虚で謙虚な姿勢は、信頼を築き、他の人々の協力を引き出します。

目標設定と計画: 目標を設定し、計画を立ててそれを実現するために努力しましょう。自己管理と組織力は、他の人々に良い影響を与えます。

イニシアティブを取る: 問題を見つけるだけでなく、解決策を見つけ、行動に移すことが大切です。主体的に行動することで、他の人たちに示唆を与えることができます。

健康的なライフスタイル: 自身の健康を大切にし、エネルギッシュで健康な存在であることが他の人々にポジティブな影響を与えます。

ポジティブな態度: ポジティブで希望に満ちた態度は、周囲の人々に感染し、彼らのモチベーションを高めるでしょう。

これらの方法を実践することで、周囲の能力を向上させる存在になることができます。常に他の人たちの成功を支援し、協力を通じて共に成長することを忘れないようにしましょう。

だそうです。ポップにも当てはまる部分が結構ありますね。私はここにひたむきさ、真摯さを加えたいです。ポップは最初は落ちこぼれ的な劣等感を抱えている存在だったのですが、そこで終わらずに懸命に頑張って成長したのです。

 

でも、私達にはこんな風に言われてもゲームの主人公とは違って生身の人間ですし、魔法も使えません。現実はこんなに上手くいかないかも知れない。それに、沢山の美点を持とうと努力する事は苦しいものです。では最低限、何に気をつけるべきでしょうか。

簡単な指標が一つあります。それは「モブ道」と私が名付けているものなのですが、要するに物語の主要なキャラクターになれなくても、モブのような人畜無害で時に有益な存在になる事はできるというものです。

 

具体的にはこの二つの記事に書いてある考えに近いですね。

gomiblog.hateblo.jp

 

gomiblog.hateblo.jp

 

日本人風に言えば、人に迷惑をかけないようにしようという事で、良くTwitter、今はXですが、紹介されるインド人風に言えば、人に迷惑をかけないように気をつけても人にある程度は迷惑をかけてしまうからお互い様の気持ちを持とうという事です。

次の記事にも書こうと思っている事なのですが、生きづらさというのは「摩擦」から生まれると思っています。この摩擦というのは、自分の考えと人の考えの対立によって生じる軋轢の事です。自分の思想が強ければ強い程、そこに対立する人との関係は悪くなりますね。その思想が何事か、客観性を持っていると言える科学的根拠に基づいているとかならば、自分の方が正当と言えるかも知れませんが、そうでない場合は、自分の勝手なこだわりで人との関係を悪化させていると言える場合もあるでしょう。

なかなか難しい問題ですが、この摩擦を減らすように気をつける必要があります。

 

モブは、自己主張をしません。

モブは主人公を助けます。

私はこういう陰の立役者的存在に共感を覚えるし、重要だと思っています。

現実の世界でも、インフラを支える沢山の労働者がいますよね。皆がスーパースターという訳ではありませんが、皆が欠かせない登場人物という訳です。

最近はエッセンシャルワーカーの賃金が安い事も問題視されてますが、社会問題にも関わりますね。

 

私は主人公になれないならば、エネミーになろうという人の気持ちも少しだけ分かる気がします。要するに悪名は無名に勝るというやつです。しかし、本当に大切な事は優れたモブである事だと私は思います。

日本の文化的な言葉を引用すれば、狂言のシテとアド。あるいは秘すれば花という言葉になるのでしょうか。誰もが世界の主人公になる事はできない。自分の人生の主人公は自分かも知れませんが、誰かの人生の主人公はその人の訳で、その人の物語に土足で足を踏み入れれば、エネミー、敵になってしまうのではないでしょうか。

ここで謙虚さを持って、脇役に徹する。裏方、陰の立役者になる。こういう事がとても重要だと思います。キリスト教にも右手でした事を左の手に知らせるなとか、仏教にも陰徳という教えがあるように、自慢せず隠れて善い事をするのはとても大切だと思います。

 

底辺ぬこは、皆がお金持ちになる事はできないかも知れない世界で、皆が貧しくても、それなりに幸せにやっていけるような手助けをするモブでありたいです。