スクラップ置き場

社会の底辺に生きているニンゲ…ゲフンゴフン、ぬこが書いている文章です。

2023年、12月16日の日記

この記事は何の変哲もない日記的なものです。興味のない方は読まないで下さい。特に落ちらしき落ちもありません。

 

年末なので色々と忙しいですね。仕事も結構、大変でした。何とか乗り切る事ができているのは皆さんのお陰です。どうもありがとうございます。

 

忙しかった為、特にブログの取材もできず、特別な事は何もしていません。ちょっと人と話す機会がありましたが、平凡な一週間でした。

人と話した内容は、陰謀論とか教育格差、経済格差についてです。

日本もジニ係数が結構高くなってきています。

ジニ係数とはざっくり言うと経済格差を表す指標です。

下のリンクを参照して下さい。

www.mhlw.go.jp

近年は改善傾向にありますが、以前として格差は存在します。

経済格差は実は知性に関係があるのではないかという事が「貧乏人の経済学」という本で示唆されています。

最近は知的障害とは言えないけれども、一般人に比べて知的な能力が低い境界知能の人の問題が語られるようになってきました。

世の中の決まりや慣習が複雑になると、そういう人は複雑さを理解する事ができないので重要な職業に就く事ができず、経済格差が広がるという説があるのです。

 

確かに、ネットを見ていても陰謀論を語る人が増えているのを感じます。これは主観でしかないですが、Twitter(現X)等で可視化されてきたからかも知れません。

そういう人は陰謀論を批判する人を見ると、陰謀が無いと思っているなんて純粋なのね、そういう性善説は止めた方が良い等と言ってきます。

だから私は最近は、陰謀論と言う代わりに「憶測に憶測を重ねた間違った見解」と言うようにしています。

陰謀論を信じている人は、複雑さが理解できずに世の中を善悪の二項対立で見ようとしますが、実際の社会はもっと別の要素で成り立って運動しています。

多元的で様々な立場があり、利害は複雑に絡み合い、時に対立しています。それなのに、陰謀論を信じる人は自分達が真実に気付いた賢い人という自己評価なので、陰謀論に批判的な人に、馬鹿だとか騙されているとか言ってくるのです。

大体の陰謀論は、陰謀論という言葉で表現するのも勿体ない程の、滅茶苦茶な出鱈目です。中には巧妙で見分けがつかないものもありますが。この点、公平さを期して言えば、私も間違っているかも知れません。

稚拙な陰謀論に対しては、まともな感性と、基礎的な科学知識があれば引っ掛からないのですが。恐らくですが、陰謀論信者は、認知能力に何か重大な問題、より具体的には疾患があるのではないでしょうか。

IQもそうですが、遅発性パラフレニーとか認知症に似た症状と関連するのではないかと精神科医の益田祐介さんが述べていました。

YouTubeで「真実」に気付いてしまった人には注意が必要です。この真実とは、本当の事ではなくて、世の中が気付いていない陰謀の事で、括弧付きのシンジツを意味します。大体のまともなニュースソースはYouTubeではなく、論文や現実の出来事の記事を基礎にしています。

論文にもピンとキリがありますが、論文になっていない情報はエビデンスレベルとしては最低です。論文の中に書かれている事を素人は判断つきかねるので、専門家がそれを読解します。その過程で論文の再現性、ランダム化試験が行われているかどうか、等が問われて、論文の内容が特殊なケースなのか、普遍的に広く現れる現象なのかどうかが調べられるのです。

偽の論文や論文の読解を間違えた内容をYouTube等で紹介される事が誰にでもあり得ます。なるほど確かに、ここだけ見れば論文に基づいた内容を知った気になるかも知れません。しかし、論文を真に理解できないのだから、YouTubeの情報は眉に唾をつけて見るべきです。判断を保留するという事です。もし、疑問に思ったら複数の信頼できる専門家、特に利害関係がない専門家に質問をしてみるのが良いでしょう。大体、ネット上の反医療の偽医者や偽科学者、悪質なインフルエンサーは結託しています。世の中には交友関係はないけれど、それぞれに真理を追究しようという人がいます。国を隔ててもです。ですから、陰謀で世の中が結託して、全ての人にワクチンを打って人口削減している等と言うのはデマカセであると言う事ができるのです。

反ワクチン等の疑似科学の信奉者で陰謀論者は、体制側が利権によって危険なワクチンや薬品を推奨していると批判してきます。ですが、実際は利権によって偽の医療を勧め、詐欺で儲けている医師がいるのです。これを区別する為には、基礎教養と判別能力が必要です。自分が知的に優秀ではないと思うのならば、かかりつけ医に従うのが良いと思います。かかりつけ医が詐欺師という可能性も0ではないですが、その場合はセカンドオピニオンを受けるのが良いと思います。

 

教育格差が陰謀論者を生み、経済格差に繋がるというのは結構ありそうな事で、世の中が陰謀で支配され悪いのだという説よりも、検証に値する内容だと思います。

知性には二つの側面があります。生まれつきの知性は変える事ができない場合があります。知的障害の人は、訓練で障害が消える可能性はないです。それに対し、知性があるのに怠惰な為に、自分に与えられた可能性を台無しにしている場合があります。愚かと言いたくなるのは後者ですね。しかし、この二つを判別するのもなかなかに難しいです。

 

今の所、具体的な解決策はないのですが、又、色々と調べて何らかの方法を見いだしていければと思っています。世の中が平和で、安全になる事を願ってやみません。