スクラップ置き場

社会の底辺に生きているニンゲ…ゲフンゴフン、ぬこが書いている文章です。

最底辺の被服事情

生活の基盤は衣食住等と言うけれども、今日は被服について考えていきたい。

 

お金がないと買えるものは限られる。そうなると、どうやって丈夫で長持ちの服が購入出来るのだろうか。私は仕事用の服等はワークマンで買っている。

丈夫さ等の堅牢性の他にファッション性も気になる所だが、ワークマンは以前と比べてデザインが良くなっているので、おすすめ出来る。デザイン重視のラインと、作業服向けのラインがあって、前者はワークマンプラスと呼ばれる店で主に購入出来る。

又、普段着にはユニクロを着ている人が多いだろう。プレーンなデザインのものが多いのでそんなに浮かないのもポイントの一つだ。価格が安いものならばGUもおすすめだ。ただ、安いだけあって品質が落ちる場合もある。

 

もしも、余裕があるのであれば素材とか、縫製とかあるいは機能性を調べて買ってみるのも良い。例えば、私は個人的にアウトドアブランドとユニクロしまむらのダウンジャケットの暖かさを調べてみたが、思ったよりも差は小さかった。価格で選ぶならしまむらで買うのもありだと思った。ダウンのポイントは暖かさと軽さだと思うが、この三つのメーカーは価格と機能が正比例していた。中には価格は高いけれども、機能性は低いというものがあるので注意が必要だ。

例えば、ブランドの服の事を考えてみよう。大抵のブランドの服はきちんと素材、縫製、機能性にこだわりを持っているが、ペラペラのTシャツにロゴだけ入っていてものすごく高い場合もある。そういうのは好事家が買えば良いもので無理して買う必要は全くないと思う。

 

又、個人的には部屋着とかインナーはブランドなんてどうでも良いと私は思っていて、そこら辺の安い店で買えるジャージのようなもので十分だと思う。出かける時は着替えれば良いのだから。下着は吸湿性や通気性が問題になる場合もあるので、考慮に値するとは思うけれども。

もし、抵抗がなければアウター等は中古で買うのもありかも知れない。もちろん、目利きは必要になってくるが。世の中にはワンシーズンしか服を着ないという人もいて、殆ど新品同然のものが売られている場合もある。(そういう人は新しいデザインの服を購入し、ワンシーズンだけ綺麗に汚さないように着てすぐに売り、又、新しい服を購入しているのだ)

アウターをオーダーして、大切に着ている人もいる。本当に良い服ならば、直しながら何年も着る事が出来る。オーダーには良い点があって、サイズや自分の要望が反映出来るので、ブランドを吊しで購入するよりも良い場合もある。

 

最後に、極論を書きたい。

もし、あなたが芸能人とかでも何でもないなら、ファッションはそこそこの清潔感があって人に大きな不快感を与えないものであれば何でも良いと思う。ファッションで自己主張するのも悪くはないし自由だが、殆どの人はそこら辺の一般人に興味はない。特殊な見られる職業でないのならば、量産品の安い服で十分だ。

アインシュタインは「肉の包み紙が肉より高価ならばがっかりしないだろうか」というジョークを言ったとされるが、節約の最大の敵は「見栄」である。何が流行っているとか、何を着ていないとおしゃれではないとか言うのは服を売りたいアパレル業界が作り出している幻想なのである。それは遊びなのだ。生活が困窮している人達はそんな遊びに付き合う必要はない。もし、服装で馬鹿にされたら、その人は心が貧しい人だと思った方が良い。

他方、何か見られる職業に就いている場合、あるいは誰かに見た目が評価される場合(世の中には人は見た目が9割等と言う本があったりするけれども)見た目は存外重要である。ボロボロの服や靴を身につけていたら銀行で融資をして貰えないとか、ドレスコードのある店に入店出来ないとか、何らかの点で不利益を被る可能性は十分にある。その意味でファッションは意外に重要である。

 

見た目を気にするのならば、服だけではなく、歯科衛生、スキンケア、頭髪の清潔感、体重、スタイルの管理も重要になってくる。歯が汚いと自己管理が出来ない人間だと見られる。肌はアトピー等の人はかわいそうだが、綺麗な方が得をするのは確かだ。髭剃り等は注意した方が良いし、必要に応じて化粧が求められる場合もある。頭髪は、奇抜である必要は無いが、汚らしい髪型は避けた方が無難だ。

服も結局はイケメンが着ていれば何でも格好良いみたいな所もある。実際にファッションアイコンは、何らかのヒーローである場合もある。誰か英雄的な人が着ていた服が流行するパターンだ。馬鹿らしいけれども、実際に見た目が良い方が人生では得をするという統計結果があるので、面倒だが最低限の清潔感はキープした方が良い。

 

又、洗濯はこまめにした方が良い。安い服ならば使い捨てにするのもありだと思う。服が汚いと仕事が出来ない人間だと思われる場合もある。もし、自分で洗濯が難しいならばクリーニングを利用しよう。コインランドリーを使うのも良い。但し、洗う際は被服のタグを確認しておくべきだ。使えない洗剤があったり、温度の指定がある場合があるからだ。

 

まとめると、程度に清潔感がある服装をそこそこ低価格で購入出来る店で買うのが好ましいのではないかという事になる。デザインやブランドはそこまで重視しなくても良いのではないか。それはお金に余裕が出てきてからでも良いだろう。むしろ困窮している人が無理して借金して着飾っているのを見苦しく思う人もいるだろうし、場合によっては放蕩であると批判される場合もあるだろうからだ。私はノームコアというファッションの潮流を結構参考にしていた。良かったら調べてみて欲しい。昨今のファストファッションもそこにかなりの影響を受けている。

ゆるミニマリストのすすめ

 

今、この本を読んでいる。過度なネット依存をやめて自分の時間を取り戻そうという内容の本だ。

 

一昔前、ミニマリストという言葉が流行った。

しかし、今では半ばネタのように扱われるようになった。

別にミニマリストはパンツすら履かないし、MacBookと生活必需品が入ったバックパックしか持たない訳ではない。だが、そういうイメージが一人歩きしている。

 

ミニマリストという言葉の定義は厳密ではない。ミニマルという言葉には最小限という意味があるが、これは「出来る限り」小さいという事であってバックパッカーになれという事ではない。人それぞれ、自分に合ったミニマリズムを見つけ出せば良いのである。そこで私はガチガチのミニマリストではなくて、ゆるミニマリストになる事をお勧めする。

 

ミニマリストにはこんな欠点がある。

例えば、都会ならば様々な公共サービスが整っているからスマートフォン一つで何でも出来る。食べたければウーバーイーツで注文し、必要なものはキャッシュレス決済で買えば良い。だが、地方…田舎ではそうはいかない。ミニマリストは外部の環境に大きく依存した都市型の考え方なのである。外部環境が破綻した場合、ミニマリストは真っ先に困窮するのだ。

 

そこで、必要な備蓄はしても良いと私は考えている。ミニマリストの利点は清掃、整理整頓のしやすさにあると私は考えている。これは部屋の中だけではなくて、脳内も同じだ。脳の中に余計なものが沢山あれば(つまり心配事が沢山あれば)スペックは落ちるのである。

 

そもそも、スティーブ・ジョブズが構想したスマートフォンとはどういうものだったのか。今は、様々なアプリがあり、人々はそれをどんどんインストールする。だが、コンピューターは余計なデータが沢山入っていれば処理能力が落ち、燃費も悪くなる。本当は、それ一つ持っていれば何でも出来る万能のツールというよりも、スマートな暮らしを実現するツールこそがスマートフォンだったのではないか。スマートとは、日本語で言えば洗練されているという事である。ごちゃごちゃ余計なアプリが入っている遅い端末ではないだろう。

 

コロナウイルスの蔓延で、人々はSNSに承認を求めるようになった。これ事態は否定するべき事ではないと思う。しかし、それが過度な承認欲求合戦(人と人との比較し合いによる競争、貶め合い)になっているのであれば立ち止まるべきだ。冒頭で紹介した本にはSNSのアプリをアンインストールしろと書いてある。私はそこまでしなくても良いと思うが、確かに距離感は考え直すべきだと思う。

 

 

人間は誘惑に弱いので近くにスマートフォンが置いてあるだけで、勉強や仕事に集中出来なくなる事が分かっている。これはSNSの通知待ちも同じだ。私は、タイムロッキングコンテナというものを買って、スマートフォンが不必要な時はゆるデジタルデトックスをしている。スマートフォンに依存していると何でもグーグル検索するようになって、自分の頭で考えるという事をしなくなり、愚かになってしまう気がするのだ。

 

何も全てを捨てて求道者、犬儒学派ディオゲネスのようになれと言っているのではなく、自分が過度に物を所有しているのであれば、整理整頓してみてはどうかという程度の話である。床に物を置いていない方が清掃が捗る。頭の中のタスクも綺麗に処理されていれば脳を十分に使えるし、ストレスも減るだろうと思う。

最底辺の住居について考察する 断熱について

安い賃貸を借りると断熱が甘く、隙間風が入ってきたりして冬はとても寒い。

だから自分で出来る断熱を色々と工夫してみようと考えた事がある。

幸いな事に、今は以前よりも断熱がしっかりした家に住んでいるので、寒くないけれども私の試行錯誤を色々な人に知って貰いたいと思う。

 

①カーテン

 

熱の殆どは窓から逃げる。冷気は窓から伝わってくる。窓を閉めていてもアルミサッシや窓ガラスから熱が逃げる。だから賃貸を探す時には、雨戸が閉まるかどうかを調べた方が良い。もし、戸がないのならば窓に百円均一で買えるプチプチや断熱シートを貼ったりするのがおすすめだ。隙間には隙間テープが同じく百均で売っている。

しかし、こういう努力で抑えられる冷気は大した事がない。もっと効果が大きいのはカーテンである。断熱で最も効率が良いのは、魔法瓶の構造の様に空気の層を作る事だ。だから窓ガラスとカーテンの間にビニールのカーテンをするのが効果的である。ビニールカーテンはAmazonでも1000~2000円程度で売っている。

お金に余裕がある人は窓を二重にするのが良いのだが、それは中々難しいだろうから、上の方法は試す価値があると思う。見栄えもそんなに悪くない。

 

②床

 

床には清掃の事を考えるとあまり物を敷かない方が良いのだが、床から冷気が伝わってくる場合は何かラグとかマットを敷いた方が良い。そして、そうした布製の敷物を敷く前に、百均で売っているアルミシートを敷くと良い。

 

③暖房器具

 

電気代を考えると、効率が良いのは電気ストーブよりもエアコンだと言われるが良し悪しだと思う。狭い空間を素早く暖めたいのならば、エアコンではない方が良いかも知れない。又、個人で暖まるのならば、電気毛布は非常に暖かく感じるし、電気代も少なくて済むのでお勧めだ。ただ「低温やけど」には注意が必要だろう。暖かい空気は天井に溜まるので、ロフトに暮らすとかもありかも知れない。もしくはサーキュレーターで空気をかき混ぜると暖かさが一定になるので良いだろう。

 

④壁からの冷気等

 

壁から冷気が入ってくるような物件は引っ越した方が良い。個人が断熱材を貼るというのはコストがかかりすぎるし、現実的ではない。又、そこまでやっても室温が1度程度しか変わらないという検証結果もある。幾ら賃料が安くても、寒すぎて体調を壊したり暖房器具を多用するせいで電気代が莫大に掛かるのであれば割に合わない。又、余談だがプロパンガスの物件に済むと風呂を沸かす度にものすごくお金が掛かる場合があるので注意だ。

 

最後に。こうした条件を調べて自分の家は断熱がしっかりしているので大丈夫だと思った人は一つ気をつけて欲しい事がある。断熱がしっかりしている家の傾向として気密性が高い事が挙げられる。だから、湿気が溜まりやすく、カビが生えやすいのだ。幾ら寒くても除湿は気をつけた方が良い。定期的に換気するか、除湿機等のグッズを使用した方が良いだろう。

安物買いの銭失い

安物買いの銭失いという言葉がある。

安かろう悪かろうも似ている言葉だ。

 

安い品物には売れ残る理由がある。

人情としては高い品物よりも、出来るだけ安い物を買いたい。

けれども、物には「相場」というものがあってそれを下回る品物は瑕疵がある場合が多い。

 

こういう事を避ける為には、一度インターネットで大体の値段を調べると良い。

高い買い物であればある程、慎重になった方が良い。

私も「価格ドットコム」というサイトで先ず値段を調べるようにしている。

 

kakaku.com

 

逆に、安い物であればAmazon等で適当に買ってしまう。

それと言うのも『調べている時間が例えば1時間で、結果100円安く買えたという程度の節約しか出来ないのならば「時給が100円」になってしまう』からだ。その時間を他の事に充てた方がお金を稼げるかも知れないし、わずかな金銭よりも時間的余裕を取った方が良いと思うからだ。

『どのような収入分布に属する人であってもお金よりも時間に重きを置いている人の方が幸福度が高くなるという研究結果がある』そうだ。これはYouTuberのブレイクスルー佐々木さんが動画で言っていた。節約についても良い動画を上げている方なので、是非参考にしてみて欲しい。

 

私の考えでは、消耗品は安い物でも良いと思う。ティッシュ等は出来るだけ安い物を買っている。(鼻炎で鼻をかむ頻度が高い人は、柔らかい素材の物を買った方が良い場合もあると思います)

逆に、長く使う物はそれなりの値段を出して品質が良い物を買った方が良いと思われる。一時期、100円均一で刃物は買わない方が良いという話があった。刃物の切れ味に大きな差が出る為だ。今はどうか知らないが、そういうカテゴリーの物も確かにある。

 

一昔前は、中国製は品質が悪いという話だったが、今は逆に日本製と中国製の品質の逆転が起きているジャンルの物もある。服等は、日本で作っても中国で作っても品質に大きな差がないそうだ。アパレル関係の人が言っていた。

 

兎にも角にも、安易に「安物買いの銭失い」な買い物をしてしまう事は避けたい。だから、何かを買う時はリサーチを十分に行いたいものだ。

最底辺の食生活について考察する・改

ゆでたまごライフ」という記事に大きな反響があって、このブログの中で驚くべき事に一番読まれている。実は広告を何も貼ってないので私には一銭も入ってこない。しかし、多くの人が喜んでくれたなら私はそれで満足だ。

 

今日は、電気代の値上げや物価の高騰、増税の中で貧困に喘ぐ私達(お金持ちは気にしないで下さい)が、どうやって生きていくかを真剣に考える文章を書こうと思った。

 

生きる為には、衣食住という三つの要素が揃っていなければならない。又、これを維持する報酬を得る為の仕事も必要だ。その他に、人との良好な人間関係も欲しいものである。私は今まで、そういう周辺の問題に関連する記事を書こうと思ってきたし、書いてきたつもりだが、最近は少しコンセプトからずれていたかも知れない。

 

そこで原点に返って先ず、生きる事は食べる事だと考え、貧しくても買える安くて栄養がある食材を紹介する記事を書こうと思う。この記事はリライトして何度も質を上げて行きたいと思うので、アーカイブとして利用して貰いたい。

 

①たまご

ゆでたまごライフでも紹介したが、安価で栄養バランスが良い。又、色々な調理法があるので、様々な料理に加工出来て、味にも癖が少ないので食べやすい。欠点があるとすればコレステロールの為、沢山は食べられない事だろうか。1日1から2個にしておこう。(2個以上食べても大丈夫という説もある。しかし、たんぱく質とり過ぎの可能性もあるので、うまく調整して下さい)

 

②玄米

玄米の胚芽には生きる為に必要な各種ビタミンやミネラルが豊富に含まれている。白米は胚芽を抜いてしまっているので、栄養面ではあまりよろしくない。ただ、食味は白米の方が良いと感じる人が多いので、混ぜて使うのもありだと思う。玄米はスーパーで買うと結構高いので、可能であれば農家の方から分けて貰うとかもありだと思う。ちなみにパンも白いパンよりも全粒粉で作られたパンの方が栄養価が高い。

 

③魚

魚の中でも小さくて背が青い魚の方がDHAEPAを含み栄養価が高く、重金属に汚染されにくいので、体に良いと思われる。又、牛肉、豚肉より鳥肉、魚の方が体に良いと言われており食生活に積極的に取り入れたい所だ。ただ、購入する場所によっては値段が高いかも知れない。港町なら市場で安価に購入出来るだろうが、そうでないと購入が難しい。そういう場合はサバ缶やイワシ缶をおすすめしたい。

 

④野菜、その中でも特に緑黄色野菜

一般的に野菜は体に良いとされる。その主たる理由は、ビタミンが豊富に含まれている事と、食物繊維を含むからだと思われる。私のおすすめは人参である。人参は油で調理すると脂溶性ビタミンの吸収を助けるので炒めるのがおすすめだ。

他にも安価に購入出来る旬の野菜をバランス良く食べる事をおすすめする。もやしは安くて栄養があると言われるが、豆もやしであれば話は別だが、通常の茎の部分だけのもやしにはカリウムと食物繊維位しか特筆すべき栄養素がないので、過信は禁物だ。野菜や果物の定期的な摂取はがんのリスクも下げる。

 

⑤オリーブオイル

今では、オリーブオイルが普及して安価に買える様になった。他の油よりも体に良いと言われるオリーブオイルだが、それはオリーブオイルが不飽和脂肪酸を含むからだ。不飽和脂肪酸は、体に悪影響を及ぼしがちな飽和脂肪酸と異なり、必須脂肪酸を含みコレステロールを下げる働きがある。えごま油とかナッツとかにも含まれているけれどもいずれも意識高い系の人々が食べるものと考えられているのか、比較的高価なのでここはオリーブオイルをすすめたい。(サラダ油は体に悪いと言われたりするが、バターやラードに比べてヘルシーではあるようなので、その辺はあまり気にしなくて良いかも知れない。また、酸化した油には発がん性があると言われる)

 

⑥豆、豆腐、納豆

これらは安価で栄養が豊富なのでおすすめだ。タンパク質が手軽に取れるし、ビタミン、ミネラルも含む。味に癖がないので(納豆を除く)調理の方法も幅広い。上述した野菜と組み合わせてスープにするのも良いと思う。

 

 

他にも紹介したい食材は様々にあるが、この辺にしておこう。この他にも足りない栄養素をサプリメントで補うのもありだと思う。出来るだけ通常の食品から取る事が好ましいが(食品と複雑な要因で栄養素の作用が異なる為)不足するよりはましであろう。(一部のサプリは健康効果が無かったり、かえって健康を害する恐れがある為、多様は禁物。また、脂溶性ビタミンをサプリで摂る場合は過剰症に注意)

最後に、栄養素は沢山摂れば摂るほど良いというものではないので、バランス良く食べる事をおすすめする。

自分で計算が出来ないという人は、カロミルとかあすけんとか栄養管理アプリを使うのが良いだろう。一回試してみて欲しい。意外と栄養バランス良く食べるというのは難しいのだ。

健康を損なうと、医者に掛かって多額のお金が必要になる。それならば、普段から栄養に気を配っておいた方が良い。

コンビニ弁当やカップラーメンなどの食生活が続くと、ビタミンやミネラルが不足して脂質と塩分の摂り過ぎになるので注意が必要だ。

意識低い系底辺ダイエット

最近体重が増えた。心あたりはある。

鍋を食べたり、寒いので運動不足になっているのだ。

 

一応、体脂肪率は20%前後をいったりきたりしているので、そこまで肥満体という訳ではないけれども、ぶくぶく太る前にダイエットを敢行しなければならない。

 

ダイエットには二つのコツがあると私は考えている。

 

一つは、食べない事、つまり食事制限だ。

しかし、単に食べないのでは駄目だ。断食は簡単だが、綺麗には痩せない。

バランス良く食べて、カロリーを適正値に抑えるのが大切である。

私は「あすけん」というアプリを活用している。他にも似たアプリで使いやすいと評判の「カロミル」もある。

食べたものを記録すると栄養バランスを計算してくれる。例外の記録が若干面倒だが、そこは大体で良いと私は思っている。

貧民がダイエットで気をつけるべきは脂質の摂り過ぎだ。安い食べ物は大体の場合、脂質と炭水化物の塊だ。脂質は1グラムで9キロカロリーある。脂質もある程度は、体に必要な栄養素だが摂り過ぎは良くない。適正値まで減らすのが痩せる道である。

 

二つ目は運動だ。運動は、有酸素運動よりも筋トレの方が良い。ジムに通ってウェイトトレーニングをしなくても自宅で出来る自重トレーニングで十分だ。

バーピージャンプとかでも良いけれども、騒音が気になる人はスクワットがおすすめだ。体の中で特に大きい筋肉はふとももである。スクワットでふとももに筋肉をつける事で、代謝を上げ痩せやすい体を作る事が出来るのだ。

 

他にも、睡眠も重要だ。睡眠を取らない人は太りやすいという研究結果もある。

又、筋トレとは別に体の血流を良くして健康維持する為に、一日7~8000歩の散歩を出来れば、午前中にすると良い。仕事とは別にこれをやる。

日光を浴びて運動をしておくと、色々と体に良い影響があるし夜ぐっすり眠れるのだ。

 

と、ここまで書いておいて、そんな面倒臭い事は出来ないと思う人もいるだろう。

正攻法のやり方は上記した通りだが一応、裏技的なものもある。

一つは「うんちが漏れる」リスクがあるけれども、脂質を吸収しないようにする薬に頼る方法だ。代表的なのがゼニカルという薬だ。仕事をしている人はおむつをしておいた方が良い位のリスクがあるが、基本的に服薬するだけで、カロリーの大部分を含む脂質の吸収を抑制してくれるから楽ではある。

もう一つは、たんぱく質が不足している人におすすめの方法で、プロテインを多めに飲むという方法だ。たんぱく質を程度摂っていないと筋肉がつかないので代謝が上がらず痩せないのだ。EAA必須アミノ酸)サプリもおすすめ出来る。寝起きに飲むと、筋肉の分解を防いでくれる。ただし、沢山飲んだからぐんぐん痩せるというものでもないので、前述したアプリ等を使って、自分の体に対する適正量を調べて欲しい。

ゼニカルは医薬品なので、医療機関で処方される必要がある。たんぱく質の過剰摂取は肝臓に負担をかける為、肝臓が弱い人は注意。いずれも医師に相談して欲しい。

 

結局、痩せるには太らない、太りにくい習慣を身につけるのが一番だと思う。食べる事が好きな人には辛いかも知れないが、食べる以外に気を逸らす必要がある。そういう意味では、ガムとか低カロリーのキャンディを舐めるとかも良いだろう。食物繊維をしっかり摂る事も大切。後、メンタル的な面では、食べる以外に趣味を見つける事が大切だと思う。

 

という訳で、一応方法論は分かっているので、後はやるだけである。

意識低い系底辺ダイエット。健康にやっぱり近道はないのだ。

再現性のあるやり方では稼げない

良く情報商材系のアカウントが「このやり方は、誰でも出来て再現性がありますよ」等と言っていないだろうか。

ブロガー界隈にはこういうアカウントが星の数程いる。

しかし、そういう方法では殆ど稼ぐ事は出来ない。

理由を理路整然と説明する事が出来る。まあ、説明するまでもなく、分かる人には一瞬で分かる事なのだが。

 

そもそも「再現性」というのは、自然科学等の分野で実験が再現されるかどうかを問う時に使われる用語である。

例えば、一気圧下では水は百度で沸騰する。これは地球上のどこでも気圧が一定ならば再現できる。こういう時、その現象には再現性があると言う事が出来る。しかし、水を沸騰させる事は(道具さえあれば)誰にでも出来るので、湯を作った程度では稼げない事は明白に分かるだろう。この湯を使ってお茶を入れ、それを有料で提供するとか何らかのサービスを考えなければいけない。

お茶を提供する為にはカップが必要だ。当然、茶葉も必要だし、急須も必要だ。お茶を飲む為の場所も必要かも知れない。こういう物を揃えるには資本が必要だ。資本がないのならば、借りて揃える必要があるかも知れない。こういう場合に必要になるのは社会的信用である。

 

では、ブロガー界隈はどうか。ブロガーには資格はいらない。パソコンかスマートフォン等のデバイスさえあれば、誰でもブログを書く事が出来る。この点では再現性が高い。しかし、誰でも簡単に出来るからこそ、つまり湯を沸かす程度に簡単だからこそ、その行動には希少価値が全くない。当たり前だが、何万人もの人間が、一つの区画でレストランを開業したとしたらどうか。邪魔なだけだ。

せいぜい使われるのは有名で、サービスのよい数店舗だけになってしまうだろう。

普通は、競争相手が少ない分野で勝負する。小さな店でも寒村にあれば重宝するだろうという事だ。

 

ブログが何万、何百万とあっても閲覧されるのは数%かそれ以下だけだ。SEOは企業が力業で上位を獲得しているそうだ。そうなると、幾らニッチなジャンルを選んでも、すぐに飽和するだろう。ブログは公開しないと読まれない。だから、すぐに真似される。あなたが、希少価値があって、再現が難しい技術を持っていても、それを公開すれば簡単にコピーされる可能性はある。

 

こうした理由からブログで稼ぐのは難しくなっている。今ならばSNSでフォロワーを増やしてそこからの流入を狙う手もあるけれども、結局、SNSに貼り付いたり、YouTuber的な事をしなければならなくなって、それならば普通に本業で稼いだ方が遥かに効率が良いな、となるのである。

 

殆どの人は、この壁が越えられずにブログを辞める。バイトをした方が効率が良い、まである。例えば、医療ブログは医者が書いていた方が信憑性が高いと判断されるだろうし、専門知識を必要とするような分野はそういう「本業でも強い専門家」で埋まっているのだ。

 

ブロガーとして残るのは、本業で稼げない人間。ブログを本業にしているプロ。良く実態を知らない素人だけになる。そして、市場が飽和しているから、人に頼まれてもいないのに教えようとして迷惑なDMを送ってくる「良く分かっていない人間をカモにしようとする情報商材屋」が現れるのである。

 

 

もうちょっと深い所まで考えてみよう。そもそも政府が副業を推奨し始めたのは何故だろう。それは、本業で所得を増やすのが難しくなってきているからだ。これは何故か。それは日本の内需が小さく、需要に対してサービスが供給過多だからだ。世界中から安い品物が入ってきている。素人が簡単に起業するのは難しく、参入しにくい。

こう考えてみると、そもそもブログを日本人向けに書く事自体が馬鹿げているのかも知れない。いや、この言い方は語弊がある。もちろん有益情報を提供出来るような人は、今のまま日本の為に働いた方が良いだろう。だが、特に日本向けに競争出来る力を持っていないような人は、そうではない。需要が縮小していくような市場で競争して疲弊するよりも、海外に向けて情報を発信した方が良いのではないか。

もっとも、海外に向けて情報発信する為には、言葉の壁を乗り越えなくてはならないけれども。(今は翻訳ツールがあるから幾分、その壁は低くなっている)

 

まあ、私がこのブログで何が言いたかったかと言うと「再現性のあるやり方」で、誰にでも再現できるような希少価値が乏しい方法論では稼げないよという事であった。情報商材屋の甘い言葉にはくれぐれも注意しよう。

そして、幾ら親切な人であっても何億も稼いでFIREしたような人でない限りは、自分が稼いでいる方法を公開しないという事も覚えておこう。競争相手を増やしたくないからだ。そして、方法論が公開されれば競争相手が増えて、その方法は希少価値を失い稼げなくなるのである。

どんなに面倒臭くても、再現が簡単でない技術や資格を身につけるのが一番の早道である。あなたは、家を自作するだろうか?いや、業者に依頼するだろう。自分で身につけるよりも、専門家に頼んだ方が割安で簡単な場合もある。ここで初めて技術がものを言うのである。