スクラップ置き場

社会の底辺に生きているニンゲ…ゲフンゴフン、ぬこが書いている文章です。

最底辺の被服事情

生活の基盤は衣食住等と言うけれども、今日は被服について考えていきたい。

 

お金がないと買えるものは限られる。そうなると、どうやって丈夫で長持ちの服が購入出来るのだろうか。私は仕事用の服等はワークマンで買っている。

丈夫さ等の堅牢性の他にファッション性も気になる所だが、ワークマンは以前と比べてデザインが良くなっているので、おすすめ出来る。デザイン重視のラインと、作業服向けのラインがあって、前者はワークマンプラスと呼ばれる店で主に購入出来る。

又、普段着にはユニクロを着ている人が多いだろう。プレーンなデザインのものが多いのでそんなに浮かないのもポイントの一つだ。価格が安いものならばGUもおすすめだ。ただ、安いだけあって品質が落ちる場合もある。

 

もしも、余裕があるのであれば素材とか、縫製とかあるいは機能性を調べて買ってみるのも良い。例えば、私は個人的にアウトドアブランドとユニクロしまむらのダウンジャケットの暖かさを調べてみたが、思ったよりも差は小さかった。価格で選ぶならしまむらで買うのもありだと思った。ダウンのポイントは暖かさと軽さだと思うが、この三つのメーカーは価格と機能が正比例していた。中には価格は高いけれども、機能性は低いというものがあるので注意が必要だ。

例えば、ブランドの服の事を考えてみよう。大抵のブランドの服はきちんと素材、縫製、機能性にこだわりを持っているが、ペラペラのTシャツにロゴだけ入っていてものすごく高い場合もある。そういうのは好事家が買えば良いもので無理して買う必要は全くないと思う。

 

又、個人的には部屋着とかインナーはブランドなんてどうでも良いと私は思っていて、そこら辺の安い店で買えるジャージのようなもので十分だと思う。出かける時は着替えれば良いのだから。下着は吸湿性や通気性が問題になる場合もあるので、考慮に値するとは思うけれども。

もし、抵抗がなければアウター等は中古で買うのもありかも知れない。もちろん、目利きは必要になってくるが。世の中にはワンシーズンしか服を着ないという人もいて、殆ど新品同然のものが売られている場合もある。(そういう人は新しいデザインの服を購入し、ワンシーズンだけ綺麗に汚さないように着てすぐに売り、又、新しい服を購入しているのだ)

アウターをオーダーして、大切に着ている人もいる。本当に良い服ならば、直しながら何年も着る事が出来る。オーダーには良い点があって、サイズや自分の要望が反映出来るので、ブランドを吊しで購入するよりも良い場合もある。

 

最後に、極論を書きたい。

もし、あなたが芸能人とかでも何でもないなら、ファッションはそこそこの清潔感があって人に大きな不快感を与えないものであれば何でも良いと思う。ファッションで自己主張するのも悪くはないし自由だが、殆どの人はそこら辺の一般人に興味はない。特殊な見られる職業でないのならば、量産品の安い服で十分だ。

アインシュタインは「肉の包み紙が肉より高価ならばがっかりしないだろうか」というジョークを言ったとされるが、節約の最大の敵は「見栄」である。何が流行っているとか、何を着ていないとおしゃれではないとか言うのは服を売りたいアパレル業界が作り出している幻想なのである。それは遊びなのだ。生活が困窮している人達はそんな遊びに付き合う必要はない。もし、服装で馬鹿にされたら、その人は心が貧しい人だと思った方が良い。

他方、何か見られる職業に就いている場合、あるいは誰かに見た目が評価される場合(世の中には人は見た目が9割等と言う本があったりするけれども)見た目は存外重要である。ボロボロの服や靴を身につけていたら銀行で融資をして貰えないとか、ドレスコードのある店に入店出来ないとか、何らかの点で不利益を被る可能性は十分にある。その意味でファッションは意外に重要である。

 

見た目を気にするのならば、服だけではなく、歯科衛生、スキンケア、頭髪の清潔感、体重、スタイルの管理も重要になってくる。歯が汚いと自己管理が出来ない人間だと見られる。肌はアトピー等の人はかわいそうだが、綺麗な方が得をするのは確かだ。髭剃り等は注意した方が良いし、必要に応じて化粧が求められる場合もある。頭髪は、奇抜である必要は無いが、汚らしい髪型は避けた方が無難だ。

服も結局はイケメンが着ていれば何でも格好良いみたいな所もある。実際にファッションアイコンは、何らかのヒーローである場合もある。誰か英雄的な人が着ていた服が流行するパターンだ。馬鹿らしいけれども、実際に見た目が良い方が人生では得をするという統計結果があるので、面倒だが最低限の清潔感はキープした方が良い。

 

又、洗濯はこまめにした方が良い。安い服ならば使い捨てにするのもありだと思う。服が汚いと仕事が出来ない人間だと思われる場合もある。もし、自分で洗濯が難しいならばクリーニングを利用しよう。コインランドリーを使うのも良い。但し、洗う際は被服のタグを確認しておくべきだ。使えない洗剤があったり、温度の指定がある場合があるからだ。

 

まとめると、程度に清潔感がある服装をそこそこ低価格で購入出来る店で買うのが好ましいのではないかという事になる。デザインやブランドはそこまで重視しなくても良いのではないか。それはお金に余裕が出てきてからでも良いだろう。むしろ困窮している人が無理して借金して着飾っているのを見苦しく思う人もいるだろうし、場合によっては放蕩であると批判される場合もあるだろうからだ。私はノームコアというファッションの潮流を結構参考にしていた。良かったら調べてみて欲しい。昨今のファストファッションもそこにかなりの影響を受けている。