スクラップ置き場

社会の底辺に生きているニンゲ…ゲフンゴフン、ぬこが書いている文章です。

最近の政治について

久しぶりに政治について思った事を書いてみましょう。

収益にはならないと思いますが、自分自身の考えの整理の為です。

世界で一番大きな動きはアメリカのトランプ大統領が就任した事でしょう。

世界中がそれに合わせて対応を迫られているように見えます。

日本も例外ではありません。これはバイデン政権もそうですが、日本製鉄によるUSスチールの買収にも待ったがかけられています。これにより、買収が失敗しても日本製鉄は800億円を超える賠償金を支払う必要があるらしく、大きな損失です。

他にもトランプ大統領は自国の利益を最大化する為に、外国に大きな関税をかけると主張していますから、日本のトヨタなどの大企業も苦しい状況に置かれるでしょう。

 

しかし、何故か日本人はトランプ氏就任に歓迎的な人が多いように見えます。

それには思想的な背景があるように思います。

一つは左派的な思想、自由主義・リベラル思想が嫌われているという点によります。

右派、主にネット右翼と言われるような層においては、世の中の腐敗は左翼が作っていると信じられています。実際には、左派にも右派にも問題があると私は思っていますが、彼らは党派性で物事を考えるのです。この点は左翼も同じですが、右翼にとってリベラルは即ち悪なのです。ですから、宗教保守とかゴリゴリの白人至上主義なのではと言われるようなトランプ氏が逆に何故か支持されてしまうのです。

リベラルが嫌われるのには原因があり、リベラルが特定の選ばれた弱者しか見ず、ある種の社会的弱者が救済されないという事を指摘する者もいます。私もこの点はある程度、同意します。しかしながら、日本人は見落としています。日本人も世界から見ればマイノリティであり、欧米ではアジア系の人種の地位は低いのです。ついさっき、ニュースで見ましたが、トランプ大統領は先住民をアメリカ国民と見なさないという立場のようです。

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これはおかしくて、むしろ白人がアメリカ大陸に入植してきたのであって、順序が逆です。黒人も、白人が勝手に奴隷として連れてきたのであり、黒人差別もそもそもは白人の問題でした。今では世代が変わって、白人の方が肩身が狭い思いをしているという事はあるかも知れませんが、トランプ氏のスタンスはあまりにも自分達中心ではないでしょうか。

日本人は何故か、トランプ大統領親日であると思っているようです。そうではありません。彼は自分の利益になる存在を優遇するのです。ですから日本がお荷物であると見なせば切り捨てるでしょう。実際に、日本に駐留している米軍の費用を見直して日本に負担させるという事を主張していた時期もあります。日米同盟の見直しですね。

又、トランプ大統領イスラエル寄りでかつ親露という特殊な立ち位置にいます。

ですから、ガザ地区でのジェノサイドや、プーチンによるウクライナ侵略を肯定する可能性もありますね。ネタニヤフもプーチンICC(国際刑事裁判所)から逮捕状が出ています。

ICC=国際刑事裁判所 ネタニヤフ首相などに逮捕状 外交活動制限も | NHK | イスラエル

なるほど、パレスチナ問題は先にハマスのテロが先だと言うかも知れません。(ハマスの指導者にも逮捕状は出ています)

しかし、歴史を見てみれば、ユダヤ人が自分の国を再建するのだと言って、元々そこに住んでいたイスラム教徒を排除していったのだという事が分かります。ユダヤの聖書を読めば、そもそも異教徒をユダヤ人が倒して獲得した場所だと思うかも知れませんが、ユダヤ人はローマ帝国とのごたごたでディアスポラ・離散していたのであって、そこに住んでも問題ない筈です。今の状況になるまでに、イギリスの二枚舌外交の問題など様々な原因があるのですが、イスラエル側の入植の方法が強引だという批判はあり得ると思います。

ウクライナに関しては言わずもがなであって、プーチンが侵略を始めました。

しかし、トランプ大統領はそうした経緯を考慮せずに、自分の利益を最大化するのではないかと予想されます。

WHOからの脱退も問題です。トランプ大統領陰謀論を信じており、側近にロバート・ケネディ・ジュニアという有名な偽科学を支持する陰謀論者を抱えています。彼が日本で言う厚生労働省のような組織のトップに座る可能性もあります。彼はゴリゴリの反ワクチンなので、感染症対策がなされず、また世界中で大勢が死ぬ可能性があります。自閉症はワクチンが原因だとか、子宮頸がんワクチンで人が死ぬとか、コロナのワクチンは生物兵器だとか言うような人ですから、全く信用できないと言って良いでしょう。これらの事には一切、科学的根拠はありません。彼らは偽のデータを参照し、自分達で作った図表や動画をソースとして採用し、自分達の仲間内で褒めあってコミュニティを形成しています。エコーチャンバーとかフィルターバブルというやつですが、こういう状態なので説得は無意味です。反ワクチンはビジネスです。良く彼らは製薬会社が医者と癒着して私腹を肥やしていると言いますが、反ワクチンコミュニティがインターネットを通じた取引などで大きな利益を上げている事は事実です。

 

話を戻しますが、確かにリベラル的価値観には問題があるかも知れません。ポリコレことポリティカルコレクトネスの恣意性が批判される事もあります。しかし、聖書を読んでみて下さい。聖書では、(旧約聖書の話です。聖絶の事を言っています)神に逆らう異教徒は殺すのが当然であり、LGBTも許容されていません。他にも女性の権利や子供の権利が著しく制限されている等、聖書の価値観に戻った場合、現代的価値観とは大きな齟齬が生じる事になります。

進化論も認められていませんし、大学に行くより花嫁修業をしろ等と真顔で言われるのがキリスト教保守の住む地域です。

トランプ大統領はそこまでキリスト教に傾倒している訳ではないかも知れませんが、自分の都合の良い部分をつまみ食いしているなら、それもそれで問題です。他者を愛せとか敵を愛せという部分を守らない可能性があるからです。聖書の解釈も教派によって多岐に渡るので難しい問題ですが、少なくとも多くのキリスト教会では、全ての人が神の前に平等であり、隣人を愛せと教えている筈です。

グローバル化によって、世界のルールが人々の把握できないような次元で肥大化し、分かりにくくなっているとは思います。同時にナショナリズムが台頭し、相対主義的価値観も急速に伸びてきています。そして、人々は把握できない世界の裏側にいる人々よりも、身近な人、家族、自分達の利益を重視するべきだという発想になってきているように思います。新しい功利主義とでも言いましょうか。語義的には間違いですが、ネオリベラリズムという言葉で批判された態度にも通じる所があります。

日本でも人口減少による労働者不足に関連し、外国人労働者が増えています。その結果、様々な問題が起こり、外国人に対する排斥の動きが強くなっています。これには日本側の無理解もあるでしょうし、逆に外国人の思惑もあるでしょう。確かに、自国のルールに従わない人々は脅威です。これは難しい問題です。

 

何が言いたいかというと、要するに世界がネットやテクノロジーによって繋がった為に、逆に人々が複雑化する状況についていけず、自分達中心、自分が良ければ良いという発想になっているのではないかという事です。共産主義は独裁で悪いと言われたりしますが、ヒトラーが民主的選挙で台頭したように、どういう政体でも権力の集中が起これば独裁にはなり得ます。私が懸念するのは、その独裁者が悪しき心を持っていた時、我々は止める術を持たないのではないかという事です。

 

トランプ大統領に言いたい事を一言書いて終わりたいと思います。

キリストと呼ばれるイエスはこう言いました。

「あなたの隣人を愛し、あなたの敵を憎めと言われていたのをあなた方は聞いています。しかし、私はあなた方に言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者の為に祈りなさい」

この後に神は善人にも悪人にも太陽を昇らせ、雨を降らせてくれると続きます。

自分を愛してくれる人を愛しても何の報いがあるでしょうか?異邦人でも同じ事をしているではありませんか。神がそうであるように完全でありなさいと。

たまに、この言葉を思い出して下さい。